KASHIMURA Blog

Webサービス開発のこと、個人的なことを書いているブログ

PdMに転身して最初に読んだ本まとめ

はじめに

今年の4月に急遽プロダクトマネージャーをやることになり、そもそもプロダクトマネジメントとは何かを言語化できていなかったので手当たり次第に本を読んでインプットをした。そのとき読んだ本のざっくりまとめを書き残しておく。

プロダクトマネジメントのすべて

最初に読んだ本。多分この本が無かったらかなり迷走していたと思う。 この本は、プロダクトマネジメントを網羅的に学ぶには適していて初学者に一番おすすめできる本だと思う。とはいえ、各フェーズごとに具体的な手法を学びたい場合は、別途専門書を読む必要があって1冊で詳細まで網羅できるというわけではない。
説明には、図がたくさん使われているので、これまで開発に関わってこなかった他職種からプロダクトマネジメントを始める人にもとっつきやすい本だと思う。

INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント

プロダクトマネジメントのすべて」を読んだ後に、本によってプロダクトマネジメントの概念が異なっていないか確認するために読んだ本。
こっちもとてもいい本なので、これからプロダクトマネジメントを始める人はどちらか1冊を読むでもいいかも?

プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

今の会社にエンジニアとして入ったときに買った本。当初は、エンジニアとしてプロダクトづくりで大事なことを学びたくて買ったけど改めて読み直した。
この本は、主にアウトカムを意識する重要性を説いた本で、アウトプットで成果を計測してしまっている状況をビルドトラップと呼び、その状況にならないためにはどうするべきか学べる本。 定期的に読み返して今のやり方で問題ないかチェックするために手元に置いてる。

はじめてのUXリサーチ ユーザーとともに価値あるサービスを作り続けるために

リサーチについて網羅的に学ぶために読んだ本。各ケースごとにどのような手法を使うべきなのか、どのようにリサーチを組み立てるべきなのか具体的に書かれているので、これまでリサーチをしてこなかった自分からするとかなり学びがあった。この本には一人でも始められそうなノウハウがたくさん書かれているので何度も読み返して業務に生かしてる。

バリュー・プロポジション・デザイン 顧客が欲しがる製品やサービスを創る

プロダクトマネジメントのすべて」だけでは、バリュープロポジションキャンバスをどのように書くべきなのか詳細まではわからなかったので読んだ本。各項目ごとに意識するべきことがサンプルと共に具体的に記載されているので分かりやすく、バリュープロポジションキャンバスの作り方をイメージするにはとてもいい本だと思う。ただ、一回読むだけで完璧なものを作れるかといわれると難しくて、この本を参考にしながら実際に業務で経験を積むことが必要かと思ってる。

マッピングエクスペリエンス - カスタマージャーニー、サービスブループリント、その他ダイアグラムから価値を創る

メンタルモデルダイアグラムの具体例を確認したくて読んだ本。実際のストーリーに沿って解説されているのでイメージしやすく、メンタルモデルダイアグラムを作った後にどう活用するかまで記載されているので学びが多かった。メンタルモデル以外にも課題を可視化する手法が載っているので辞書的に使うのにも適してる本。

ユーザーストーリーマッピング

チームで要件を整理するのにストーリーマッピング使いたかったので参考にするために読んだ本。ストーリーマッピングを作って活用する上で意識したいポイントが詳細まで書かれているので学びが多かった。専門書なだけあってかなり詳細に書かれているので、詰まったときに見返すぐらいがちょうどよさそうな本。

さいごに

急遽PdMをやることになった焦りから手あたり次第に本を読んでみたけど、最初のアクションとしては正解だったと思う。
このインプットした内容をどう業務に生かしてるのかは、後日ブログに書こうと思う。